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つくばのプロジェクトM

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2015年 08月 01日

チューブラータイヤの取り扱い(1):タイヤの嵌め方

 ボーラワン35の納品前に松永さんから連絡があった。「カンパニョーロの商品説明会に参加したところ、新しいホィールには、25 mm幅のタイヤを推奨して下さいとのことでした。23 mmを使用した場合、保証を受けられない場合があるそうです。今回、予定では23 mm幅を使用する予定ですが、いかがいたしましょうか? 当店では今のところ23 mm使用で問題は出たことがありません。」

 少し悩んだが、まあ、最初はメーカー推奨が良いかと思って、25 mmでお願いすることにした。タイヤ自身の善し悪しもチューブラーは全く知らないので、松永さんがまずはこれを味わって欲しいと言われた、Vittoria Corsa CX3。覚悟はしていたが、ラテックッスチューブを使用しているとはいえ高い。

 さて、納品当日であるが、チューブラータイヤの扱いは全く初めてなので、取り付け方法など松永さんにお教え頂くようお願いしていた。前輪のタイヤはすでに接着済みで、後輪を使っての練習であった。まず、リムテープを使わずに見本の実演、練習をし、その後に本番である。作業前に、念のためにと言って、リム面をパーツクリーナーで脱脂された。

 最初に、タイヤに空気を入れて伸ばす作業を行った方が良いとのことで、4気圧くらい入れられた。タイヤのバルブをバルブホールに入れてから、そちらを上面にし反対面を地面に置いて結構力を入れて上から下にしごくようにしてタイヤを嵌めていく。タイヤにもよるが、今回のタイヤの場合(そして多くの高級タイヤでは)、トレッドのヤスリ目の矢印の方向とタイヤの回転方向を揃えるようにする。また、タイヤ側面のロゴは一方にしかないので、それをスプロケット面にする。

 35 mmのリムハイトだと微妙なのだが、ギリギリ空気入れが噛めないかもしれないので、今回は念のためバルブエクステンダーを挿入した。タイヤ(チューブ)によっていろいろあるのだが、今回のタイヤはバルブコアが外れるタイプだったので、治具を使ってバルブコアを外し、エクステンダーを取り付ける。松永さんのショップではゆるめのネジロックを塗るので手では外れなくなるので、外す必要がある時にはペンチ等を使って下さいとのこと。実際には、エクステンダーの取り付けもペンチを使ってかなりしっかりと行っていた。

 次に、リムへのリムテープ(両面テープ)の装着であるが、バルブホール端から順々に貼っていく。コツは欲張らずに少しずつ貼るのと、なるべく左右に振れないようまっすぐ貼ること。一周したらバルブホールのところで切る。そして、リムテープの端を数センチ剥がして、剥がした部分をリムの外側に出しておく。

 そして、実際にタイヤを嵌めていく。仮嵌めしたのと同じ要領で嵌めていき、直ちに回転させてセンター出しを行う。また、リムとの境界面のタイヤの色の幅が波打っていなければ、ちゃんとタイヤが嵌っていることの確認になるので、それもチェックする。センターが上手く出ていなければ、手でしごいて合わせるようにする。

 そして、両面テープの端を出していた部分を引っ張っていく。コツは、欲張らずに少しづつ引っ張り出していくこと。切れると大変なことになる。リムテープから貼り直しである。引っ張り出し終えたら、もう一度センター出しを確認して終了。

by rk_tsukuba | 2015-08-01 22:04 | ホイール


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