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2013年 11月 12日

フレーム製作に使用する材料


 最終見積で提示されたフロントフォークは、イーストンの EC90 SL であった。輸入元のホームページで小さな写真は見たことはあったが実際はどんなものかと思っていたら、松永さんがフレーム製作工房の棚の上からゴソゴソと出してきてくれて、実物を拝むことができた。フレーム用のカーボンチューブだけでなく、フロントフォークも在庫しているとはさすがである。黒色で表面はクリア塗装になっており、カーボン地はほとんど分からない。つるっ、ぴかっ、という感じである。イーストンのロゴなどは印刷?済みである。

 図に乗って、シートステーに使うカーボン部材はどんなものかとお聞きしたら、これもストック棚から出して見せて下さった。これはデダチャイ製だそうで、表面はグレーがかった黒色でクリア塗装され、こちらはカーボンの布目模様が表層に出ている。とは言っても表面はなめらかであった。また、商品名とおぼしきデザイン文字が表記されていた。松永さん曰く、残念ながらシートステーの造形は複雑で数量が出ないため特注製作を引き受けてくれるところがなく 80 ton などの高弾性素材を使う事ができない。それでできあいのものから探して使っている。とのことであった。フロントフォークとシートステーは、色味も表層の見た目もずいぶん違うので、これら両方を再塗装せずにフレームに合わせるのは、ちょっとできないなと思った。どちらかあるいは両方とも再塗装する方向でカラーリングを考えよう。

 前三角に使用するカーボンチューブについては、新情報があった。何でも、今まで使用していたカーボンチューブで作成したバイクで、固定ローラー台で長時間乗っていた人の中でシートチューブに小さいヒビが入ったケースが見つかったそうだ。多分、固定ロ-ラー台で後輪車軸を固定した状態で、バイクをこじるような動きが重なり、それが原因となってダメージとなったのではないかということだ。それを受けて、松永さんの師匠であるアマンダの千葉さんとも相談し、念のために新しいチューブを開発していたそうだ。ちょうど、今がそのタイミングになったみたいで、80 ton のチューブは以前のものが1本だけ残っており、以降は新開発のものになるということであった。今回の私のバイクでは 80 ton のチューブを2本使うので、最低でも1本は新しいものになるが良いか?ということで、もちろんOKした。

 結局違うのはどこかというと、新しいチューブはヒビ入れを防ぐため、表面に編んだカーボン層を乗せたということだそうだ。見た目は今までのチューブが無地であったのに対し、新しいものは編んだ層が見えるという違いがある。それに伴い、色も以前の黒色から変わり、全体としては少しグレイがかった感じになっていた。以前、Mavic の R-SYS ホイールで、中空カーボンを使用したスポークが初期モデルで破断事故を起こしてリコールになったことがあった。その対策として、スポークの中空カーボン表層に別のカーボン層を重ねて補強したのと似たイメージかな、と思った。今回、その新しいチューブを初めて使用するフレームになるのはちょっと嬉しい。

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by rk_tsukuba | 2013-11-12 23:03 | Project Mの発注から納車


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