つくばのプロジェクトM

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2013年 09月 28日

ホリゾンタルかスローピングか


 9月ももうすぐ終わりなので、宿題となっていたフレームのシルエットについてそろそろ結論を出さねばならない。身長などの体型的な点からは、私の場合スローピングでもホリゾンタルでも設計可能と言われていて、どうしようかずっと悩んでいた。性能的にはどちらが良いのか?と松永さんにお尋ねしても、私のような使途の場合、どちらでも関係ない、それよりも自分で気に入ったデザインのものにする方が愛着が増してよろしいのでは、と言われてしまった。実際レースに出るつもりなどは毛頭なく、走行スピードも遅いしヒルクライムが趣味というわけではないので、求められるスペックとしてはすごく低いのだろう。まあ、猫に真珠、豚に小判を地で行っているのだろうな。贅沢な話である。それでも、やはり乗り味の違いはわかってしまうと思われる。

 悩んだ末、一時はチューブ1本分くらいホリゾンタルから下がったスローピング、でほぼ決めていた。理由は、細身のフレームにはホリゾンタルがよく似合うと思っているので。しかし完全ホリゾンタルだと自転車を止めてフレームをまたいだ時に、股が当たってしんどいので、その分をトップチューブを少しだけスローピングさせて逃げよう。という、かなり消極的な考えだった。ホリゾンタルからちょっとスローピングに振ったフレームは市販品で(多分)あまりないだろうからユニークで良いのでは、という気持ちもあったが。

 しかし、ショップでたまたまできあがって塗装に出す前のプロジェクトMフレームを見せて頂いた時、スローピングから伸びた延長シートチューブの伸びやかなデザインに心が揺れた。一方、完全ホリゾンタルのフレームや完成車もショップには並んでいて、あれはあれで完成された美しさがやはりある。ただ、ホリゾンタルにすると、延長シートチューブの意味が余りなくなってしまう。松永さんによると、それでもほんの2-3 cm でも良いからと言ってホリゾンタルで延長シートチューブ仕様にされる方もおられるとのことだが。

 スローピングでの延長シーチューブの弱点としては、輪行時にサドルとシ-トポストを外した時、シートチューブの延長部がそのまま残るので邪魔になるという点だそうだ。私の場合、多分ほとんど輪行はしないだろうからそれは考えなくても良いかと思った。

 最近の市販バイクはスローピングばかりでホリゾンタルがないのは何故だろうか、と松永さんにお聞きしたところ、ズバリ流行でしょう、と一言であった。それプラス、スローピングの方が1つのサイズで乗れる人の体型への対応度が大きいので、メーカーとしてはサイズの数を絞ることができる。それはカーボンバイクのように型が必要で、その型の製作に巨額な費用がかかる場合には、メーカーサイドとしては大変有利である。ちゃんとサイズを揃えることができたら、スローピングでもホリゾンタルでも性能的には本質的に差はない、と言われていた。ただ、シートステー集合部からサドルまでの突き出し長さによって、長い方が多少たわむので振動吸収性が良くなるし、それが嫌な人は短めの方が良いと言うこともお聞きした。

 で、自分のフレームをどうするかである。細身のパイプを生かし思い切って完全ホリゾンタルにすることも考えたが、私の場合、コンフォート指向なのでサドルが低くシートポストの突き出し量がミニマムになって格好良くないのではという事と、個人的に後ろ三角が縦方向に間延びするのは好きではないので、イマイチ踏み切れない。やはりスローピングさせることにして、スローピング量をどれくらいにするかを再考しよう。そうすれば、延長シートチューブも生きてくるし。カーボン繊維の弾性率は、WRのシートポストのものよりもプロジェクトMで使用しているものの方が高いので、その点からはスローピングで延長シートポストとするとたわむ率が小さくなると思われる。

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by rk_tsukuba | 2013-09-28 21:36 | Project Mの発注から納車


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