2016年 08月 28日
予想通り、次期デュラエースが発表になった。変速段数が11段据え置きは予期したとおりだったが、目玉の一つのパワーメーター内蔵は、へたれライダーの私には余り関係ない。しかしながら、それだけ競技の現場ではパワーメーターによるデータ取得と解析が重要なのだろう。それにしても、パワーメーターの表示部やソフトの発表がないのは大丈夫なのだろうか。どうも、シマノはそちら系が余り得意でないようで、少し前のサイコンのフライトデッキも、二転三転した後、結局まともなリリースはあったのかなかったのか。今回は、表示部等はガーミンなどに丸投げするのだろうか。 もう一つの目玉は、油圧ディスクブレーキだろう。ただこちらはUCIでの承認が遅れているようで、どうなるかちょっと見通しが立たない。パワーメーターはともかく、油圧ディスクブレーキの導入は、ハイアマチュア以外の一般マーケットでも今後のトレンドを大きく左右する可能性があると思う。それは同時に、ブレーキ位置変更によるフレームおよびフォークの強度設計の見直しと、ホイール固定がクイックからスルーアクスルに変わること、さらにはホイールのリムにブレーキシューの接触を考慮しなくて良くなることによるホイール設計の見直し、など影響は多岐にわたる。 特に最後のホイール設計の見直しについては、設計の自由度が大きくなり、リム強度のブレーキシステムへの寄与を考えなくて良くなるのでメリットは大きいだろう。一方、ブレーキローターとハブの固定については強度が必要でありその部分重量は多少増加するかも知れない。それでもトータルとしては、メリットの方が大きいと思われる。 デメリットは、コスト面で大きい。油圧ディスクブレーキの導入=コンポの入れ替えだけでなく、フレームの更新およびホイールの変更も必要で、つまりは、ほぼ全交換(新品購入)せねばならないということだ。業界としては、新しい機材が売れる方向なので、有り難いのだろうなあ。さて、ホビーストはどこまでその流れについて行けるだろうか。 競技に取り組んでいるハイアマチュアはパワーメーターを導入している人は多いようだし、そういう人々にはシマノ純正のパワーメーターの発表は朗報だろう。油圧ディスクブレーキもUCIで認可されれば、レース現場を中心に普及するだろう。しかし、双方ともヘタレホビーユーザーたる私には、あまり魅力を感じられない。これから新車を購入する層には、油圧ディスクブレーキは一定のアピール性があるとは思うが。
by rk_tsukuba
| 2016-08-28 23:09
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